丸萬本家
魚ですき焼き??大阪伝統の鍋料理「魚すき」!
大阪市住吉区
さて、12月に入り今年も残すところあとわずか。今回は恵美須町
道頓堀から徒歩約10分ほど。
どこか昭和の香りが残る恵美須町駅ではカラフルな車両がお出迎え。阪堺電気軌道、通称「阪堺電車」。大阪市内から大和川を越え堺市まで全区間約20km。明治43年に設立、大阪に残された唯一の路面電車です。地元の人からは「チン電」の呼び名で今もなお愛され続けています!
電車が走り出すと、風情ある町並みを楽しむ事ができます。
電車に揺られる事、約15分。東粉浜駅に到着しました。「粉浜」
閑静な住宅街の中には生根神社が。
大阪府指定重要文化財である本殿は、慶長五年~七年頃、豊臣秀吉の側室淀殿の指令により建設されたそうです。立派ですね。
路地を歩き進み、やっと目的地に到着です!!
そうです!今回の目的地は、住宅地の路地裏にひっそりと店を構え
「丸萬本家」さんとは??
「魚すき」の丸萬本家は元治元年(1864)、能登より大阪へやってきた初代飯井藤吉が創業した事が始まりとの事。東大阪瓢箪山稲荷神社にて「西のにぎやかな場所で商売せよ」とのお告げを受け、戎橋の南詰(現在のTSUTAYA戎橋店)に店を構えました。昭和4年に建て替えられた、戎橋南詰の洋館は、丸万中店と共に大阪ミナミのシンボルとなり、非常に賑わったそうです!
当時の資料からも賑わいぶりが伝わります!
今回は九代目店主の後藤英之さんにお話を伺います。後藤さんの案
実は現・9代目店主、
戦前~戦後の広告やマッチラベルが綺麗にファイリングされていま
当時に使われていた測りは・・ひょうたん型!細部までこだわりを感じます!うーん、いちいち可愛い。
事務所の片隅にも・・歴史ある物が置かれていました。
さて、そろそろお腹も空いてきました!戦前より使用され続けている「魚すき鍋」でいただきます!
何げなくテーブルに置かれている小皿なども戦前から大切に使われ
具材の魚が盛り付けられたお皿の4本の縦線。
大阪で百年続く「魚すき」がこちら。織田作之助の「夫婦善哉」を始め、
そして「魚すき」の締めは、「秘伝の出汁の卵とじ」
数々のエピソードや
SHOP INFO
●〒558-0053大阪市住吉区帝塚山中5丁目8-25
●電話 06-6678-5220
●FAX 06-6678-5222
※完全予約制
●WEB http://www.maruman-honke.com
更新日
2018.12.24