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「知っているようで知らなかった」を探す遠足。

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鴻池新田会所・鴻池商店街・石切さん

鴻池新田会所から石切さんまで歩く!

東大阪市

今回私たちが最初に訪ねたのは、東大阪市にある鴻池新田会所。

鴻池新田会所は、江戸時代いに豪商鴻池家が開発した新田の管理・運営をおこなった施設です。
新田では主に、米と綿を栽培しており、特に綿は「河内木綿」と呼ばれこの辺りの主要な産物でした。

敷地には伝統的な建築や庭園が残されていて、敷地は1976年に国の史跡に指定され、
1980年には本屋や屋敷蔵などが重要文化財になりました。

外に出ると、干し柿が干されていてなんとも絵になる光景が!四季を贅沢に感じることができます!!

敷地の北側には舟着場があり、現在では埋め立てられてしまっていますが、かつては本当に会所の目の前まで船で多くの荷が運ばれてきていたことがわかります!!
もちろん舟もしっかり残っています!

米蔵や道具蔵には、農具などと一緒に解説パネルやビデオ解説を置いているので、しっかりと鴻池新田の当時の様子を学ぶことができます。

敷地の東側には、生駒山を借景とした庭園が広がっていて、植木の種類や刈り方を変えたりすることで変化を楽しむよう造られているそうです。

この日はちょうど「大阪の粋・大正ロマンと昭和モダンの暮らし方展」という展示も行っていて、
大正・昭和初期の頃の商家の暮らしが再現されていました。

他にもこちらでは、トークショーや寄席、かまどで蒸したもち米を使った餅つきなどのイベントを定期的に行なっているようです。興味のあるイベントを見つけて行ってみるのもいいかもしれません!!

庭園の美しさや当時の暮らしの様子に癒されながら鴻池新田会所を後にして少し周辺を歩いてみました。

見つけたのは、相当手作り感溢れる「鴻池商店街」の文字
なんでも個人で作っているらしいのですが、トンネルのようになっている入り口から奥を覗くと
反対側にある出口がすぐに見えるほどの距離。
残念ながら空いているお店はなかったのですが、なんとも不思議な雰囲気の漂う場所でした!!

さて、まだまだ歩いた私たちが次に到着したのは、近鉄けいはんな線「吉田駅」から徒歩5分のところにある「川中邸 屋敷林」。

歩いているとすぐに分かるほど緑が茂っているその屋敷内には、茅葺屋根の建物が!
大阪でも茅葺屋根の建物を見ることができるとは驚きです!!

ここは主屋にあたる場所で、国の登録有形文化財にも指定されています。
屋敷林の方も、特別緑地保全地区に指定されており、敷地の奥には美しい竹林も見ることができました。

最後の目的地に向けて歩き出します!生駒山を遠くに眺めながら私たちが向かった先は「石切劔箭神社」
大阪の人々には「いしきりさん」と呼ばれ、でんぼ(関西弁で腫れ物のこと)の神様として親しまれています。

お百度参りが有名で、関西圏だけでなく全国から人が集まってきています。
本殿の前に御百度参りのスペースがあり、たくさんの人が一斉にぐるぐると周っている様子はなんだか不思議な光景・・・

絵馬殿の方を見ると、美しいイチョウでと夕日で黄色に染まっていました。

参道の中間地点に突然現れたのは大仏!!
近くには「日本で3番目に大きい」との説明書きが・・・
本当かどうかはさておき、ちょうど出てきた月をバックに大仏を眺めながらいしきりさんを後にします。

今回は残念ながら到着が遅かったため閉まってしまったお店も多かったのですが、参道に広がる石切参道商店街も、とても賑わっていて実は占いのお店が密集しているスポットだったりします!!

東大阪を中心に巡りましたが、今回も大阪市内では見ることのできない大阪の姿をたくさん発見することができました!少し足をのばしてみなさんも、歴史を感じたり珍スポットをさがしてみてはいかがでしょうか?

更新日

2018.01.18

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