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「知っているようで知らなかった」を探す遠足。

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天保山・弁天埠頭

日本一低い山(だった)天保山登山と 港区散策

大阪市港区

大阪市港区は大阪湾に面した、水に囲まれた街です。
海遊館などの観光スポットもあるこの街で新たな発見を求めて町歩きしてきました!

さて、さっそくやってきたのはこちら!
大阪にある天保山という山をご存知でしょうか?
天保山はかつてあることで日本一の山でした!

あることとは・・・
なんとなく上の写真で察している方もいるかとは思いますが、そう日本一「低い山」!!!

海面がすぐ近くに見えるこの低さ!

ここが山頂だそうですが、歩いていたらいつのまにか登っていた状態です。。。
だけど、登頂したことには間違いありません!

看板を確認すると標高は4.53メートル
これは、いつのまにか登頂完了しているわけです!!

そもそも天保山の歴史は、江戸時代まで遡ります。
当時、大阪を流れる安治川は海運で頻繁に使用されていましたが、川底には土砂が大量に溜まっていました。
それを早急に解決するよう幕府から工事を命じられ浚った土砂を築山にして港の入り口の目印にしたものが、現在の天保山だそうです。名前も当時の元号「天保」からとったもの。

工事はとても大規模なものだったそうで、多くの人が集まり、それなら!と店も出されて、このあたりに町ができるきっかけにもなったそうです。なんとも商売の街、大阪らしいエピソード!!葛飾北斎や歌川広重の絵にもなるほどの賑わいをみせていたとか・・・

出来たばかりのころはもっと高さもあったようですが、土地の整備や地盤沈下など様々な理由から今の高さになりました。

さて、八幡屋商店街を通って少し移動…
なかなか入り組んだ商店街で不思議な構造をしています!!

たどり着いたのは、弁天埠頭ターミナルビル!!
ここは、かつて九州・四国行きのフェリーが数多く就航していたそうなのですが
阪神淡路大震災のあった1995年から定期便が廃止されてしまい、使われることがなくなってしまったそう。

フェリーターミナルとしての役割を終えてからは、しばらく放置されているような状態だったそうですが
今はギャラリースペースや、事務所、バーなどが入っていてなかなかディープで面白いスポットに
なっています!!

当時の看板などがそのまま残っていたり、芸術作品が無造作に並べてあったりと不思議な空間が広がっています!

弁天埠頭ターミナルビルから少し歩いていくと、水門を見つけることができました!
これは、安治川水門といってこのようにアーチ型になった水門が日本で最初に出来た場所なんだそう!!

台風などの際に押し寄せてくる大阪湾からの高潮をせき止めてくれる大事な役割を担っています。
総重量530tもあるこの水門の開閉はワイヤーの繰り出しと巻き取りによって行われているそうです。

普段何気なく見過ごしている景色ですが、大阪湾に面したこの街だからこその歴史がそれぞれの場所にあって、今回もおもしろい町歩きになりました!!

更新日

2018.01.22

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