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水間鉄道・水間観音

民家の間をレトロな電車で駆け抜ける! 水間鉄道で行く水間観音

貝塚市

今回は大阪府貝塚市にある「水間観音」へ向かいます。

まずは水間貝塚駅から水間観音駅までの5.6キロメートルを結ぶ地方鉄道「水間鉄道」へ。水間寺への参詣鉄道として建設されたこの鉄道、駅のホームや車両のレトロな様子が心地いいです!!
東急電鉄が昭和37年に導入を始めた日本初のオールステンレス車両が63年の車両更新でお役御免となり、地方譲渡で10両が水間鉄道にやってきたものだそう。駅のホームにはカメラを構えて電車を撮影する人の姿もちらほら伺えました。
電車に乗り込み走り出すと、すぐ近くまで迫る家々の間を走っていく様子を楽しむことがでます。ぜひ電車に乗って車内から楽しんでほしい景色です!!

終点の水間観音駅を降りるとまずはその駅舎を思わず見上げてしまいます。水間観音への入り口であることにちなんで寺院風の建物になっているんだそう!次はいよいよ水間観音へ向かいます!!

水間観音に入ってまず目にとびこんでくるのは「三重塔」。古い記録によれば孝謙天皇が舎利塔を安置したと伝えられていて、井原西鶴の「日本永大蔵」に記載されたモデルの塔とも考えられています。現在の塔は、天保5年(1834年)に再建されたもので、なんと明治以前に建てられた大阪府内唯一の三重の塔だそう!
第一層の軒下のかえる股にある十二支の彫刻がとても美しいので是非じっくり見てみてください。

こちらは護摩堂にある「願いの叶う厄除けの大数珠」。
なんだか気になる!と思い説明を読んでみると「数珠を下に引いていき八個(四苦八苦)の数珠玉を落として自分の煩悩を除く。数多くの音は邪念となるので八個ちょうど落とすのが良い。」とありました。さっそく、数珠を引いていきます。これがなかなか緊張感があるんです!あんまり勢いよく引くと8個を越えてしまいそうなので数珠が落ちてくるたび「カチッ」と響く音に耳を傾けながら丁寧に引いていきます。

老朽化などが進み、建物が建て替えられている部分もありました。明治以前から残っているという三重の塔も今だからこそ見に行くことができるのかもしれません。レトロな電車に揺られて水間観音でゆっくりと過ごすという、大阪の新しい楽しみ方も素敵かもしれませんね。

更新日

2017.07.10

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