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半生菓子/みどり製菓株式会社

元祖“かわいい”系和菓子!!半生菓子にみる職人の手仕事

大阪市東住吉区

生菓子でもなく焼き菓子でもない!?半生菓子とは

本日お邪魔するのは、東住吉区のみどり製菓株式会社さん。大阪の三大商店街のひとつに数えられる「駒川商店街」のすぐ近く、商店街から路地に入った住宅街の中です。

“半生菓子”と聞くとあまり耳なじみのない言葉かもしれません。

「ゼリー菓子」「松露」「すはま団子」など、水分量が10%~30%の日持ちのするお菓子が半生菓子と呼ばれるものです。

ちょうどこの時期は「くず餅」の最盛期!日本全国の和菓子屋さんに出荷のピークです。併せて秋の商品も準備中でした!

手間暇かけてひとつずつ

そして、スタッフ一同「かわいい~!」を連呼してしまったこちらのゼリー。古くから「お盆菓子」として親しまれてきたものです。たしかに、おばあちゃんの家でよく見た記憶がありますね。

水あめと砂糖に寒天を加え、たき詰めることおよそ20分。ゼリーが出来上がります。

ここからは手作業!出来上がったゼリーをひとひとつ丁寧にパーツごとの型で抜いていくんです!

そしてそれぞれが引っ付かないようにグラニュー糖をまぶします。

時代とともに

みどり製菓さんは今年で創業60年。その歴史を物語るように、たくさんの木型、金型が!

ここで紹介しているのはごく一部。定番の果物や動物の他にも、クリスマスツリーや地元・東住吉区のキャラクターの型など、時代の移り変わりとともにまだまだ種類は増えていきそうです!

まるで粘土細工のように

工場では、同時進行で様々なゼリーが出来上がっていきます。黄色いゼリーの型抜きをされている職人さん・・・。なんと創業者の会長さんです!今も元気に従業員の皆さんと一緒に作業されています!

隣ではで変わった作業をされていました。何を作っているんでしょう・・・。

あ~っ!あれですね!夏といえばの!あれ!

仕上げもひとつひとつ

そう!スイカです!!粘土細工のように職人さんの手にかかると、見る間にかわいいゼリーに早変わりです!

スイカの「種」の正体はゴマ。なんと!ひとつひとつ手作業で付けていくんです!

この仕上げの作業の様子がこちら。

今回は「千鳥」ゼリーに目をつけていきます。何とも繊細で気の遠くなる作業・・・。

近年は焼き菓子にもチャレンジされているみどり製菓さん。

カステラとわらび餅を掛け合わせるなど、新しい商品の開発も活発に行われています。

これからも、思わずかわいーっ!と唸るような素敵なお菓子を作ってください!

みどり製菓さん、本日はありがとうございました!

 

 

更新日

2019.07.05

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