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粟おこし/粟新

寛政12年創業 手作りのこだわり「粟新」の粟おこし

大阪市住吉区

あなたはどこの味が好き?
大阪名物「粟おこし」は大阪の様々な場所で作られていて、それぞれのメーカーごとに個性があります。
今回訪れたのは住吉区にある「粟新」さん。
大阪市住吉区の住吉大社の近くにあるのが「粟新」さんです。
明治25年創業の120年以上の歴史がある粟おこし屋さんで、大阪の粟おこし屋では唯一、原材料の加工から製品まで作られています!

使い込まれた機械と昔ながらの製法で
早速工場にお邪魔すると、とても味のある機械が並んでいました。
社長の向井さんは「もう随分古い機械なんです。」と仰っていましたが、その味わい深い佇まいに、思わずシャッターをきるメンバー達!

シンプルだから難しい
粟新さんで作られる粟おこしの原料となるのは、国内産の「うるち米」と「もち米」「砂糖」「水飴」になりそのどれもが厳選されたものを使用しています。
シンプルなお菓子なだけに、原料選びや製造一つ一つの工程が味を左右します。

厳選された玄米を精米して洗い、一晩水につけその後せいろで蒸して、1週間乾燥させます。さらに乾燥させた米をふるいにかけ、粒の大きさを分けます。
その後、蜜と混ぜ合わせますがこれは味付けの作業ではなく、米を焙煎したとき膨らみやすくするためのものだそうです。
米の水分量を一定にするために少し熱を加え、最後に熱した炭酸カルシウムの中に米を入れて回転させながら焙煎していきます。
焙煎しすぎると苦くなり、足りなければ香ばしさが出てこないのでとても気を使う作業になるそうです!!

熱々のおこしを一気に平らに!
出来上がった米は、飴と砂糖と混ぜいよいよ粟おこしになっていきます!
釜で飴と砂糖を沸かし、タイミングをみて米を投入します。
ぐつぐつと沸く飴の香りが一気に広がってきました!

混ざったところで釜から取り出すのですが、なんとここからは手作業!!!
熱々の材料を素手でひょいっと取り出し台の上で平らに伸ばしていきます。

「熱くないんですか?」と伺うと
「もちろん熱いですが、もう慣れですね。」と笑顔で答えてくださいました!メンバー一同、熱々の材料が素早く平らになっていく様に釘付けでした・・・

出来立てのあったか〜いおこしが食べられる
最後は機械で綺麗にならして一気にカットしていきます!!

完成したばかりの粟おこしがこちら!
ナッツが入っていて、カットの仕方は細長く粒の大きさも少し大きめな印象です!
出来立ても試食させていただきましたが、ほんのり温かくて美味しい!!

粟新さんでは工場の横にショップとカフェも併設しているのですが、カフェではなんと、この出来立ての粟おこしを食べることも出来ます!!他にも厳選された原料をいかしたここでしか食べることの出来ないメニューがありこちらにも改めて伺いたいです!

同じ粟おこしでもメーカーによって個性があると知ると
改めて奥の深いお菓子です・・・

粟新さん、今回は貴重な体験をありがとうございました!

更新日

2017.10.18

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